睡眠時無呼吸症候群
睡眠時無呼吸症候群の症状
=大きないびきをかく=
無呼吸症候群で体重の増加(肥満)で大きないびきをかくという特徴があります。いびきは体重の増加ととも大きくなるため、「大いびき」をかくようであれば注意が必要です。
とくに若いころの体重に比べて大幅に増加した場合には睡眠時無呼吸症の傾向が強く現れます。例えば20代の頃の体重が50キロであったものが80キロになった場合は肥満傾向にあるといえるでしょう。
身体全体の重さが増えれば当然顎や首周が太くなるなります。結果として睡眠時には気道を前後左右全体で圧迫させ気道が狭くなっている可能性があります。
また、舌も肥大するため睡眠時にはその重さで気道に落ち込みやすく気道が狭くなり、いびきの発生へとつながります。
=日中の眠気・寝不足=
いびきをかくということは呼吸の抵抗が増えているということです。日常起きているときには舌の落ち込みや咽頭部の圧迫は物理的になり難いですが、寝ている間には圧迫され気道が狭くなります。狭くなったところに空気を通すには相当な力が要ります。
また、無呼吸症の場合では寝ているときには気道の閉塞がおこり肺まで空気が通らなくなります。このため眠っているように見えても、実際には呼吸できず息苦しくなり寝付けなかったり頻繁に目が覚めたりしていることが多いのです。注意力散漫や突然の眠気、疲労感があり大きなミスをしたり交通事故を起こすとされています。
これは前途の不眠により睡眠不足になっているため日中は眠気が襲ってくるようになります。睡眠不足による疲労感と眠気により集中力の低下、注意力散漫、活力、判断力、記憶力などの低下がおこります。居眠り運転による交通事故や重大事故にもつながります。
=寝相が悪い=
手足をバタバタさせ、ばんざいなどをします。
いびきをかくときは空気の抵抗が増えているため通常の呼吸が出来ず苦しくなります。無呼吸ともなれば酸欠状態に陥るため息苦しさを感じ、睡眠中に体位を変えようと寝相が悪くなります。
特徴的なものとして、よく動く、ばんざい、手足をバタバタ、立位、布団からはみ出す、などがあります。
=早朝の頭痛=
無呼吸症では十分な酸素が得られず酸欠状態となり、とくに起床時には慢性的酸素欠乏による頭痛が起こります。また体内の換気ができなくなり高炭酸ガス血症になり起床時の頭痛となります。
重症の場合では低酸素血症がおこり肺高血圧症や右心不全の合併症がおこります。心不全などの症状が出