いびきの治療と睡眠時無呼吸症候群の治療用マウスピース
いびきや睡眠時無呼吸症候群(SAS)の原因は主に肥満、アルコール、加齢、鼻疾患、小顎などで、空気の通り道「気道」が圧迫され発症します。厚生労働省の報告では重度の無呼吸症候群では5年後の生存率は約80%(死亡率約20%)とされています。死因は突然死が殆どです。
当医院ではいびき、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療を行っております。治療には簡易で効果の高い歯科装具と呼ばれるマウスピース(スリープスプリント)を用いますので、手術の必要がありません。他の治療法に比べ安価に製作できます。2004年に厚生労働省が認可した新しい治療です。
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マウスピースによる新しいいびきと無呼吸の治療。 上下一体型の装置です。顎の位置を前に出しいびき、無呼吸を防止します。 |
マウスピース治療の利点・欠点
●利点 予想以上の効果が得られるでしょう
・小型で旅行、出張に持ち運べる
・手術や鼻マスクに比べ楽で負担が少ない
・通院は数回と短く歯型をとり調整後、完成
・効果が高く長期間続けることが可能
・口にはめ込むだけで効果が出ます
・鼻の通りが悪い、咽頭肥大が著しい
・寝付きが悪かったり、神経質の方
・18歳未満または歯が20本以下
・歯がくらつく、顎の関節に痛みや障害がある
■ マウスピースによるいびきと無呼吸症候群の治療
治療用に開発された特殊な形状のマウスピース(スリープスプリント)です。口にはめ込むだけで極めて高い効果を発揮します。
この方法は身体に負担をかけない新しい治療方法として、いびきと無呼吸症候群に用いられています。装着すると気道が開き空気が良く通るので、いびきや無呼吸が止まります。効果は高く有効率は90%です。
手術や人工呼吸器を装着する治療と比べ身体の負担が少なく、小型のポケットサイズで旅行などに持ち運べます。いびき、無呼吸を簡単に治したい人はこの方法をお勧めします。
ただし、歯がない人や鼻に病気があると適さないこともあります。ご希望の方は利点・欠点をご覧ください。
マウスピースの構造
このマウスピースはボクシングなどのマウスピースとは違います。マウスピースをはめ込むと気道(空気の通り道)が広がるよう特殊な形状をしています。空気が良く通れば抵抗が少なくなり、いびきや無呼吸症候群が治まります。
正常な場合 気道は十分開いているので、いびき・無呼吸はありません。 |
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いびき・無呼吸症の場合 肥満で大きくなった舌が気道を塞いでしまい呼吸が妨げられます。 |
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マウスピースを入れた場合 マウスピース(スリープスプリント)が舌を持ち上げ気道を広げるので、呼吸がしやすくなり、いびき・無呼吸を防止します。 |
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初回の検査で良好と判断した方のみ製作可能です。 上下の歯と顎の状態に合わせアクリル樹脂で製作します。 |
通信販売や既製品ではなく医療器具です。